キャリアを築く営業10年目の決意 挑戦の先にある「働き方」と「成長の実感」

大広北陸には、これまでのキャリアを生かして、入社後すぐに即戦力として活躍するメンバーが多くいます。2023年4月に入社した営業担当の吉田もその一人。

さまざまな業種で営業として従事し、営業歴10年目に未経験の分野である広告会社、大広北陸に転職しています。真摯に向き合ってきた営業職のこと、大広北陸での働き方など、入社後1年が経過するタイミングで話を聞きました。

吉田優介

営業

コミュニケーションアドバイス局 コミュニケーションアドバイスチーム富山所属。富山県出身。キャリアをスタートして以来、プロモーション・販促/包装改善/物流ソリューションなど、会社や商材を替えながら営業として従事。2023年4月、大広北陸に入社。経験を生かしながら、新たな領域で営業職を突き詰める。現在の趣味は、大広北陸に入社したことをきっかけに再開したゴルフ。

入社前:転職のきっかけ、気持ちにマッチする会社選び

──営業として順調にキャリアを築いていたなかで、転職しようと思ったきっかけを教えてください。

培ってきた経験を生かしながらも、より自由に営業できる会社で挑戦したいと感じていました。

当時、自分の年齢が30代後半ということもあり、経験を生かしていかないとちょっと厳しいかなとの思いもあったので、経験のない分野の広告会社である大広北陸と、経験のある梱包資材の会社、2社の採用募集に応募。結果はどちらとも内定をいただきましたが、挑戦したい気持ちが強かったので、大広北陸を選びました。

──大広北陸を選んだ「決め手」はありますか。

転職活動を通して、面接時に聞かれる質問の内容や雰囲気にも社風が表れるのかなと感じていました。大広北陸の面接では、その場の雰囲気からよかったのが印象的で、入社を決める一つの大きな決め手になりました。

そして何より、営業に対して同じ志を持つ人たちとともに高め合っていきたいと思ったことが、もっとも大きな理由です。

異業種営業からの転職:入社1年目から自由に挑戦できる環境

──広告会社での営業は初めてだと聞きましたが、これまで経験してきた営業とはどんな違いがありましたか。

一般的な営業といえば物を売ったり、ルートセールスが多い印象ですが、広告会社はイベントだったりテレビCMだったり、商材がソフトなので売り方は大きく変わりました。加えて地方特有の、営業エリアの広さ。都心であれば1営業担当者につき1クライアントというケースも多いので、その企業のことだけを知っていれば仕事が成り立ちますが、地方では幅広くやっていく必要があります。

以前勤めた会社でも「何を売ってもいい」という自由なところはあったんです。ただ、いざ新たな営業に挑戦しようと思っても知識や事例がないことから、今まで経験してきた範囲をなかなか越えられないのが現実でした。

大広北陸の場合は、博報堂DYグループという大きな組織内にあるので、必要な知識や経験がある人にすぐアサインできるという利点があります。世の中のトレンドを把握した上で北陸へローカライズする。自由度が非常に高く、攻めのスタンスで営業活動ができます。その分、やるからには責任を持つというのはありますが。

先輩方も同じような問題を解決してきた経験者であり、さらにさまざまな経験を積まれているので、相談すると的確なアドバイスをもらえます。心強いサポートがあるからこそ自由に新しい挑戦ができる。向上心がある人にとっては、これ以上ないくらいの環境だと思います。

――入社から1年間で、印象に残っている仕事はありますか。

強く印象に残っている仕事が二つあります。

一つは、入社1年目で基本的には前任者から引き継ぐ仕事が多いなか、初めてメインの担当者として関わった仕事です。クライアントのキービジュアルを制作するもので、昨年12月後半から始動したのですが震災があったことでイメージは大きく変更することになりました。どう表現すべきか熟考を重ねましたし、難しかった分、完成した際の達成感もひとしおでした。

もう一つは、入社2か月目にサポートメンバーとして加わった食に関するイベントのプロジェクトです。出店者数は100近く、そのほとんどがBtoCの企業やお店で。入社前まではBtoB営業をしていたので、仕事の内容には大きな違いがありました。多くの人を集めてイベントを作り上げるのは大変な面があるのと同時に面白さもあり、入社後間もなく大きな規模のプロジェクトに参加できて、とてもいい経験になったと感じています。

気づけば10年、真摯に向き合ってきた「営業職」の気になるQ&A

──営業はメンタルが強くないとできない職業ではないかと思うのですが、営業職を選んだ理由を教えてください。

自分はメンタルが弱いと思うんです。だからこそ、なんとかしようと思えるんじゃないかなと。中高生の頃は、実は営業が一番やりたくない仕事だと思っていたんですよ。それでも、社会人になって一度やってみると面白かったというか。結局、今でも営業をやり続けているので。

──営業を辞めたいと思ったことはありますか。

過去にルートセールスをしていたとき、辞めたいと考えた時期がありました。各商社さんやメーカーさんのしがらみも強く、新しい提案が何もできない状況が続いて。営業としての自信を失い、異業種に転職したんです。

しかし入社後に「営業していたなら営業をしてほしい」と言われて。その会社では、売るものを自ら考えて持っていく営業スタイルだったので、営業の面白さを再認識して、もう一度やってみようと思えました。

──営業職のやりがいを感じるのは、どんなときですか。

成果が数字として可視化されるっていうのはありますね。決まった予算内で目標をどのように達成するか考える面白さもある。一方で、過去に仕事をした人から新たな依頼をもらうと、今まで自分がやってきたことに対して評価してくれたのだと実感できて、うれしく思います。

大広北陸には、自らの力で目標を達成していく面白さも、人とのつながりから仕事をもらう喜びもあって、両方のやりがいを感じられる会社だなと思います。

──自分はメンタルが弱いと言いましたが、繊細な人だからこそ営業に生かせるポイントはありますか。

繊細な人ほど、あらゆる細かいところまで気がつけると思うんですけど、営業をする上でそれがクライアントにとってマイナスに働くことはないはずです。

いろんなことが気になってしまうときは、一度にすべて解決しようとするのではなく、一つ一つ確実に消化していけばいい。それは繊細だからできることであって、大きな強みになると思います。

昔、お世話になった人のことですが、繊細さを悪いことだと捉えていなくて、すごく営業ができる人がいたんです。その人を見ていて、繊細であることをポジティブに捉えられて、自分への自信にもつながったように思います。

──難しい問題に直面して落ち込んだり、心が折れそうになったとき、打破する方法があれば教えてください。

結局、落ち込む要因となった問題を解決することでしか、上がってこないかなと思います。プライベートや別のことで気持ちを発散しても、その問題は残っている。ですから、問題に向き合うことが気持ちを持ち上げる近道のような気がします。

あと言えるのは、過去にいろんな苦い経験をしたことで、長い時間が経過しても記憶に強く残っていることって、それほど多くないので。いつか忘れる、笑い話になる、くらいの心づもりでいるといいと思います。

入社して覆った広告会社のイメージ 大広北陸での働き方

広告会社は「夜が遅い」「休めない」というイメージがあり、挑戦する覚悟を持って入社したと言う吉田。いざ働き始めてみると、想像していたイメージとは大きなギャップがあったそうです。大広北陸の労働環境に関するエピソードのなかから「仕事選びの最優先事項ではなくても、働きやすさに直結する4つの項目」をピックアップしました。

1. 好立地

本社が立地するのは北陸新幹線も停車する富山駅の近くとあって、とにかく交通の便がいい。そのため、バスや電車などの公共交通機関を利用して通勤している社員が多く、遠方からでも通いやすいので新潟県との県境近くの町から通っている社員もいます。

また、オフィスのまわりには飲食店が多くあるので、ランチで外食するのが好きな人にとっては開拓するのが楽しいと思います。

2. 子育て世帯にも優しい始業時間と労働時間

富山県内では8時始業の会社が多いのですが、弊社の始業時間は午前9時半なので通勤ラッシュに巻き込まれることがありません。

そして所定労働時間は7時間なので、就業時間は午後5時半なんです。だから仕事がある日でも終業後に予定を入れられますし、プライベートの時間をしっかり楽しめています。

3. 休暇の取りやすさ・夏季休暇の柔軟性

担当するイベントが週末や祝日に開催される場合は出勤することもありますが、必ず振替休日を取得します。むしろ、取得しないと会社から怒られるくらいです。

夏季休暇は5日間、7〜8月の間から好きなタイミングで取得できます。一度にまとめて取ってもいいですし、バラバラに取ってもいい。

有給も絶対に取れと言われますし、忙しくて休みが取れないということは一切ないですね。

4. 上司と部下の関係性・職場の雰囲気

会社全体を通して言えることですが、上司・部下の垣根がなく、他部署の人にも話しかけやすい。分からないことがあれば、すぐ先輩方に質問できる。

そういう関係性が、オフィスの雰囲気にも表れているように感じます。オフィス内で休憩を取っていても気まずいと感じることはないですし。昼食時は自分のデスクでお弁当を食べながら休憩する人も多くいます。

しばらく中断していた趣味のゴルフも、社内にゴルフをする人が多くいたことから再開して。昨秋には社員旅行で軽井沢に行ったのですが、ゴルフをする社員の皆さんとコースを回ってきました。

大広北陸で働く未来の仲間へのメッセージ

――これから大広北陸に入社する未来の仲間が目の前に立っていたら、どんなメッセージを送りますか。

仕事は間違いなく大変だと思います。

私がよく言っていることなんですが、忙しさを風で表現すると「今までの人生で、大広北陸に入ってからの忙しさは最大瞬間風速でずっと吹いている感じ」なので。

その分、経験値が上がっていくのを実感できますし、 やっていて楽しいと感じることが多い。もちろんつらいこともあると思うし、大変だと思うけど、その先にはすごく面白い世界がある。

大広北陸で働く時間は、人生をより豊かにしてくれると思っています。